大好きな彼氏の口からキツイ口臭が漂ってきたらあなたはどうしますか?愛する彼氏とのキス、相手の口が臭っていたらあなたはそのままキス出来ますか?
ただでさえ他人に指摘する事が難しい口臭ですから、真顔で「あなたの口臭いよ」と言い出すのはなかなか勇気が必要です。あなたなら相手の口臭をきちんと指摘出来ますか?
もっとも嫌な恋人の臭いは?
ちなみに、ORICON STYLEにて実施されたアンケート「もっとも嫌な恋人の臭いは?」をご覧ください。
2位の体臭に倍以上の差をつけて「口臭」が1位。全体の半数の人がもっとも嫌な恋人の臭いは口臭と答えています。
口臭にも生理的口臭と病的口臭の2種類があり、後者であれば特に治療が必要なほどえげつない臭いを発します。誰よりも近くにいる恋人だからこそ、それだけ嫌悪感も強くなるのでしょう。
愛情だけではカバーしきれない口臭。改善方法は、なんとかして相手に自分の口臭を自覚すてもらい、自身でケアしてもらうほかありません。
口臭を本人に直接指摘できますか?
ここで、「口臭について本人に直接指摘した事がありますか?」のアンケート結果を見てみましょう。
やはり、指摘経験があると答えたのは全体の3割以下。しかも、家族など比較的指摘しやすい相手も含めての結果と考えると、他人だけならもっと指摘経験者の数は減るでしょう。また、ORICON STYLEのアンケート結果によると、恋人同士だったとしても約7割以上が指摘できないという結果が出ています。
しかし、恋人や家族のような相手に近い関係の人間が指摘しなかったら、他に誰が指摘出来るというのでしょうか?口臭は人間の体の構造上、自分では自覚する事がとても難しいです。自分の口臭に気付かないまま、大切な彼氏が口臭モンスターとして周りからバカにされ続ける事をあなたは許容できますか?
あなたが彼氏の事を本当に愛しているのであれば、やはりきちんと指摘してあげる事こそ愛情なのだと思います。
口臭を指摘する時に気を付けたいポイント
しかし、ただ「口が臭いよ」と指摘するだけでは、二人の関係が壊れかねません。彼氏だって人間です。プライドだってあるでしょう。ショックだって受けます。
大好きな彼を傷つけ、しかも最悪別れにすら発展しかねない案件なわけですから、ここは慎重に事を運ばないといけません。彼との関係にひびを入れず、むしろその後の関係が深まるような伝え方。
今回は、そんな「大好きな彼への口臭の指摘方法」について、5つのポイントに分けて解説してみたいと思います。
1:イヤなのは口臭じゃない
あなたの口臭が臭くて嫌だから治してよ。こんな言い方では相手を深く傷つけ、そんな風に思っていたあなたとのお付き合いを考え直す事になるでしょう。
あなたが嫌なのは「彼氏の口臭」ではなく、「口臭によって彼氏が周りから変な目で見られる事」であり、「彼氏の口臭で大好きなあなたとのキスさえも拒みそうになってしまう自分」です。
私はあなたともっともっとイチャイチャしたいし、たくさんキスがしたい。だってあなたが大好きだから。そんな気持ちがきちんと相手に伝われば、彼氏のプライドを傷つけることなく、真面目に聞いてくれるのではないでしょうか?
2:真面目な相談事として
言いにくい事は、なんとなくその場のノリに任せて軽く伝えてしまいがちです。
しかし、こと口臭に関しては軽いノリで伝えてしまうのは危険です。その場は相手もノリや雰囲気で笑ってすますかもしれませんが、本心ではめちゃくちゃ傷ついています。
真面目な相談事として、きちんと伝えた方がむしろ効果的です。もちろん前述の通り愛情をもって話す事は大前提。理想はその後の対策なども二人で考えながら過ごせていける事。
「ちょっと真面目な相談していいかな?」と、相手が「え?別れ話!?」くらいに身構えてしまうくらい真剣に切り出した方が「あ、なんだ、口臭か」くらいに収まるものです。
3:切り出すタイミング
上記の通り、軽いノリで伝えてしまうのはNGです。なので、話を切り出すタイミングも重要でしょう。
当然ですが、伝えるのは2人だけでいる時にしましょう。出来れば公衆の面前ではなく、家や個室など二人きりの空間の時がベストです。
また、1日デートであれば、あまり序盤ですとその後のデートに影響しますし、逆にあまり後半過ぎると、伝えた後のフォローが足りず、真意が伝わらないまま帰宅後に一人で考えさせてしまう事になりかねません。
そう考えると、伝えた後にきちんと2人で話す時間が取れる、デートの中盤以降が良いかと思います。
4:メールやLINEは最悪
最近では、告白や別れすらメールやLINEで済ます若者が増えていると言います。時代なのでしょうが、口臭についての指摘をこれでやってしまうのは最悪と言えるでしょう。
当たり前ですが、LINEやメールでは相手の表情が見えません。あなたの表情、そして彼氏の表情、口臭指摘でもっとも大事なのは実はこの表情です。
どれだけオブラートに包んでも、どれだけ愛情深く伝えたとしても、結局のところ相手に伝わるのは「あなたの口が臭い」という事実です。
その文面から、あなたなら相手のどのような表情を想像するでしょうか?愛に満ちた笑顔を想像しますか?嫌悪に満ちた憎たらしい表情を想像しますか?大半の人は後者ではないでしょうか?
きちんと顔と顔を合わせて、心の底から心配している、大好きなあなたの事だから、その想いをきちんと表情で伝える事、それが相手の安心感となり真剣に考えようと思う原動力になるはずです。
また、相手の表情からあなたの言葉をどのように受け取っているのかを判断し、誤解しているようならきちんとフォローする事も出来ます。
とにかく、双方ともに表情の見えないメールやLINEで口臭いついて伝える事だけは避けましょう。プラスに働く事など何ひとつありません。
5:過去形で伝える
状況に応じてではありますが、相手が受けるショックやインパクトを少しでも和らげるために、「今日の朝、臭ってたよ」や「こないだのデートの時は臭かった」など、今の話ではなく少し前の話として伝えるのが良いかもしれません。
自分の口が臭い時がある、そう思えば大半の人は常に気を付けるようになります。相手が自分の口臭を自覚して、少しでも口臭ケアに気を使ってくれるようになれば良いのですから、何もわざわざ「今も臭い」と伝える必要はないでしょう。
愛情を感じるかどうかがすべて
結局のところ、彼氏が事実を真面目に受け止めて真摯に向き合う為には、口臭という事実とともに、それ以上にあなたからの愛情を感じる事が出来るかどうかにかかっていると言えます。
前述の通り、あなたの事が好きで好きでたまらないからこそ勇気を出して伝えています。この想いさえ相手に伝われば、突然ブチ切れる事もないでしょうし、あなたの指摘にも真剣に向き合ってくれるのではないでしょうか?
まとめ
最終的に「言ってくれてありがとう」、そんな風に相手が思ってくれたら最高ですよね。もし、あなたの彼氏の口臭がキツイのであれば、上記の5つのポイントに気を付けてきちんと伝えてあげましょう。
口臭はとてもナイーブな問題ですし、誰だって言いにくいでしょう。しかし、愛する彼氏にそれを指摘してあげられるのは彼女であるあなただけです。そして、彼氏が愛情を感じて真剣に向き合えるのもまた彼女であるあなただけ。
愛しているのであれば、勇気をもってきちんと真面目に伝えてあげましょう。それが彼氏のためであり、2人のこれからの幸せのためなのですから。